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いけばな随想
diary

金木犀の剪定 251201

2025/12/1

 ついに5日目に至った。3日に分けて、金木犀の剪定を完了させる計画だった。
 10年前に自分で剪定を始めた頃は、どこをどう切れば良いのかわからず、恐る恐る抓み揃える程度しかハサミを入れられなかった。2年3年経っても、弱気な剪定だったので、庭木はどれもこれも大きくなってしまった。さすがに困って、思いきり丸裸に大きく枝を落としたら、今度はやり過ぎで新芽が育たず翌年の樹形は惨憺たるものだった。
 そんなこんなを経て、庭の様子もだいぶ落ち着いてきた。私の腕の成長を認めてくれたのかどうか、向かいの家の奥様が「金木犀、まん丸にせんのーぉ?」と、リクエストを出してきた。彼女の家の2階にある玄関を開けると、まっすぐにウチの金木犀が目に入る位置関係なのだ。
 人間は、過去の栄光にしがみついたり、身に付けた知識や技術へのこだわりを捨てられなかったりするが、庭木というのは凄いものだと感心する。切っても切っても、翌年にはちゃんと花を咲かせて幹は太る。こちらのケアの仕方が間違っていても、薬剤や肥料をちゃんと施さなくても、何とか自力で踏ん張っている。

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