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いけばな随想
diary

いけばなの見方 260203

2026/2/3

 幹線道路を車で速く走ると、街路樹や電柱が飛び去る景色が見える。気になる人が歩道を歩いていても、減速しないで顔を覗き込むのはよくない。追突事故を起こすから。夜の繁華街を肩をすぼめてヨタヨタ歩くと、店内の酔狂な客の顏まで見える。生きるスピードによって、人生で見える光景も違うはずなので、生き急がないよう、また歩みを止めないようにしたい。
 人にはそれぞれに気持ちのいい歩き速度があると思う。長年の友だちは、そのへんのスピード感覚が似ていて同調しやすい。抜群に速い奴に合わせようとすれば、こちらはヘトヘトになり、何も見ていないまま時間だけが過ぎていたということにもなる。
 ヒトがモノを見るとき、動きながら動くモノを見る、動きながら動かないモノを見る、動かずに動くモノを見る、動かずに動かないモノを見る、この4パターンがある。ややこしいことに、ヒトとモノとが同じ方向に同じ速度で動いている場合には、互いに静止していることになるのだが、などと考えていると話は前に進まない。
 いけばなを見る態度としては、どういう見方がふさわしいのでしょう?

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