グローバル化と日本文化 260125
2026/1/25
政治経済のグローバル化に並行して、芸術文化のグローバル化も、既にかなりの度合いで進展した。その状況下で自国第一主義が欧米に台頭し、国際的な協調ムードは減退し、至る所で衝突が絶え間ない。
私たちは、日本文化だ伝統文化だと言っていても、もう既に国際化の大きな土俵に投げ出されていて、いけばなの組織も海外支部の方がむしろ活発に見えたりする。もともと欧米人は耳目を引く演出に長けているし、いけばなでも小技よりも大技が目立ち、こうなると日本らしい日本のいけばなは、西欧型の論理的にアピール度の高い表現で競争するのではなく、より一層「幽玄」の世界へ向かうことが、伝統のユニークさを生かすことになるという考え方はアリだ。
西欧型の論理と私が言うのは、構図における遠近法や彩色上の色彩論などで、それらは分析と説明が可能であり、日本の伝統たる幽玄は、なかなか分析できるものではなく説明がつかないこともあって、それゆえに幽霊の幽の文字が当てられている。
西欧芸術に伍して始まった草月流のいけばなという自覚と、日本らしさの見直しは、現世代の課題だ。