吹きガラス 251123
2025/11/23
吹きガラス工房での「一輪挿し」の制作体験。草月流の愛媛県支部で取り組んだ研究会だ。サンプルがたくさん並んで、選択肢が3つ提示された。形状、色彩、ひび割れや泡立ち加工の有無である。私は、花のつぼみのような形状、透明ガラスに白と桜色の斑紋、ひび割れ文様を下半分に施すと決めた。
吹きガラスは、長さが130cmくらいの吹き竿の先で作品をつくる。自分の目から離れているので、吹き加減がよくわからない。また、磁器を焼くときのような絵付けができないので、斑紋の大きさや疎密は偶然に頼るところが大きい。ともかく、熱く焼けたガラスに直接手を触れられない遠隔操作が、こんなにもどかしいとは思わなかった。
ただ、花瓶の挿し口を成形する際、一旦広げてしまうと改めてすぼめることができないという、いけばなで言えば、一旦切ってしまった枝は元に戻せないこととの共通性もあった。また、いけばなの花材がみるみる萎れてくるように、ガラスも吹き竿の回転を止めると垂れるので、くどくど悩んでいられない手強さが短時間勝負を強制してくる側面も、いけばな制作に似ていた。