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いけばな随想
diary

山師 251128

2025/11/28

 教え子のU君が、12月に開く写真の個展の案内に、昨日高知からやってきた。私の庭に放り出している流木や切株を見て、「高知に有名な木工の知り合いがいるんですよ。玉井先生にも似たところがあるんですかね」と言う。
 今晩テレビを眺めていたら「山師・ウッドアーティスト高橋成樹」のドキュメンタリーが流れてきて、まさか! と思ってU君に電話したら、まさに彼のことだった。
 高橋成樹さんは自分が木を伐採する山師であり、それに手を入れるアーティストでもある。ということは、私は枝ものを使ういけばな師であるし、枝をちょん切る山師まがいになれるかもしれないという気がした(アホ丸出し!)。この1ヶ月というもの、ずっと考え続けていたのが花材の入手に関することだったので、こんなにタイムリーに素敵な番組に遭遇できるなんて!
 高橋さんの素晴らしいところは、虫食いやひび割れを疵と見るのではなく、魅力的な個性と見る感性である。だから、彼が創るものは、スツールなどの実用品であっても、同じものが2つとない。私たちのいけばなも、陰の花材に光を感じるようでありたい。

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