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いけばな随想
diary

新年の準備 251230

2025/12/30

 護国神社に元旦の花を献納に行った。境内のピンクの山茶花や赤椿は満開で、梅の古木にも赤い小さな花芽が認められた。
 神社の献花に新風を持ち込むなどという気はなく、王道の花材を準備した。若松、大王松、南天、千両、蠟梅、椿、黄菊、白菊、水仙と金色の着色柳である。日頃は花木の名前をカタカナで書くところを、漢字で書きたくなるというのも、神域の持っている空気が影響したように感じる。それらの花材を組み合わせて、本殿の左右に一対、社務所の受付に1瓶、社務所の広間に通じる床に1瓶の計4瓶を2人でいけた。
 初詣をひかえたこの時期は、参拝者も少ないだろうと勝手に決め付けていたのが、多くの人が参拝や七五三に詣でていて意外に感じた。お札やお守りは初詣で買い求めるものと決めてかかっていたのも、多くの人が買いに来ていたので驚いた。
 確かに、新年が明けてから買うというのでは、新年早々の大事な元旦から初詣までに空白時間ができてしまう。新年の献花祭は1月2日に行うが、それは建前であり「しるし」であって、今日の事前の設えが実質的な新年のための花である。

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