発表会 250512
2025/5/12
幼稚園では、イエス様生誕の芝居をやった(という記憶はなく、親から聞いて刷り込まれた)。私の役はヨセフで、マンドリン部に所属していた同居の叔母が私に応答のリズム感がないのを心配してオルガン教室に通うよう父を説得したのか、1年だけ通った。しかしホントに周りとリズムが合わず、私はオルガン教室の発表会で木琴を4小節だけ叩いた。
小中学校ではサッカーをやって、試合ばかりで発表会はなかった。高校では美術部だったから文化祭や他の美術展に出品し、大学では演劇サークルで舞台を踏んだり、バンドでステージらしきものを経験した。集大成として25歳のとき、小さな貸しスペースで無茶なワンマン・コンサートをやってヒンシュクも買った。
以来いけばなを始めるまで、発表会を開く機会はなかった。いけばなにしろ何にしろ、展覧会はチト怖い。基準がお客様の側にあるからだ。
その点、発表会は底抜けに楽しい。他人はもうどうでもよくて、ありのままの自分を発表する場だから。映画『リンダ リンダ リンダ』に勇気をもらって、もう一度底力を出し切る発表会をしたいものである。