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いけばな随想
diary

COOL 251114

2025/11/14

 ひところ「クール・ジャパン」という言葉をよく聞いた。肌感として解らなくて、クールって何だろ? と初めのうちは違和感が拭えなかった。
「かっこいい」「おしゃれな」という意味で使われてきたが、「クリエイティブな」という意味で、今日の高等学校総合文化祭での松山商業高校華道部の生徒たちの作品は上出来だった。私の気分としては、「エキサイティングな」「型破りな」という感情表現としても使いたかった「クール」である。
 型破りといえば、型があってこそ成立するもので、型から逃げる態度ではそれ以上先へは進めない。しかし、「逃亡する」「脱出する」等々の否定的意味合いではなく、困難を切り抜けたり膠着状態から抜け出すなど、工夫や努力によって新しい局面を切り開くというふうに捉えると、全く状況が違ってくる。非難される自己流だけでなく、クールな型破りと称賛される自己流もあり得るのだ。
 私基準で、ワーカホリックを含め、〇〇中毒と呼ばれる人々の足跡は、すべてCOOLである。その点、私はまだまだいけばな中毒には至っておらず、残念なことに酒中毒なのである。

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