セルフプロデュース 241209
2024/12/11
私にも迷いや悩みがたくさんあって、その1つが自分のキャラクターをどう作り上げていくかということ。本来の自分に対して、タレントとしてのもう1人の自分を作ること。本来の自分がプロダクションの役割を担って、別人格の玉井汀州というタレントをこの世に売り出す大仕事である。
しかし、タレントが1人歩きを始めたら、もとの自分はどうなてしまうのだろう。お亡くなりになった中山美穂さんが32歳でパリに移住したのは、タレントとしての自分がどんどん増大化し固定化していくことに反発し、霧のように消えかけた本来の自分を取り戻すためだった。
いまSNSでの発信力の高い人がその発信情報を上手くコントロールすれば、いくらでも自分自身を売り込むことができる。ただ、売り込み方を間違って誤解されることも少なくない。それよりも私の問題は、私が私の枠を超えられないタイプの人間なので、どんなに足掻いても第二第三の分身を生み出すに止まり、新しいキャラクターを作り出せないだろうと諦めていることだ。
私が作りたい“花咲か爺さん”のキャラがあるにはあるが、覚束ない。