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いけばな随想
diary

何を教えるか 260118

2026/1/18

 人に教えることは難しい。思うのは、教え込んじゃダメだということ。そして、相手により場合によっては、ゴール近くまで教えることも大事だということ。
 つまり、へそ曲がりな相手には、教え込んでやろうとすればするほど反発心を助長させて、教えることが逆効果を招く。逆に依存心の強い相手には、ゴールまで目を離さず伴走しなければ、逆恨みに繋がること請け合いだ。
 それはそうとして、相手が誰であっても共通する成果を提供できないだろうか。それはきっと、野生動物の親が子に示す教育がヒントだ。最終的な選択やアレンジは子の権利であり、子に任せるしかない。親はしょせん、自分が信じて行ってきたことに頼るほかなく、自分の方法が最良であると信じていることくらいしか持ち合わせがない。子が受け入れるかどうかは、親の手に余る。
「花は、いけたら人になる」というのは、つまり、いけた花にはいけた人が反映することだ。教える人は自分の答えを強要してはならず、生徒がいけた花が教える人の作品になってしまってはいけない。私が教えられることは、答えではなく方法のみである。

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