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いけばな随想
diary

いけばな教室の庭 231009

2023/10/9

 いけばなの生徒さんから、「庭先をもっと綺麗にしておいた方がいいんじゃないでしょうか」と指摘されました。自分でも気にしていたことなので余計なお世話だとも言い返せず、「うちはアトリエだから。要は作業場なんだから」と負け惜しみを言ったり、「紺屋の白袴」を引き合いに出してみたりと防戦一方。しかし、手抜かりはダメですね。
 教室は、実家を改装して使っています。駐車スペースを確保するために2棟の家の1棟は取り壊しましたが、祖父の代から植えられていた木蓮や百日紅、柘植、木槿などはそのまま遺しました。その後、行きつけの床屋でもらった紫陽花やクチナシを挿木したり、道の駅で買った桃の苗などを無計画に空いた地面に適当に植えているうちに、枝垂柳や野薔薇、シマトネリコ、アメリカハゼ、万作なども茂ってしまい、猛暑で手入れを怠っていると汚い庭になっているのでした。
 救いといえば、教室には看板を出していないので、通りがかりの人にはそこがいけばな教室だとは分からないことでしょうか。もう少し涼しくなったら、剪定を始めるつもりです。

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