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いけばな随想
diary

いけること、描くこと 231122

2023/11/24

 あるパーティで、友人がダンスでゲスト出演する。会場のパーテーションに、ダンスチームのための装飾画を強引に描かせてもらうことにした。連日180×180cmの画面と向き合っていて、右目の毛細血管が切れた。酔った勢いでの安請け合いは恐いというケースだ。
 せっかくいけばなをやっているから、絵に植物レリーフを組み合わせようと考えた。太陽と月が融合した星に向かって踊るダンサーを描いているが、葉っぱ中心のガーランドを装うと、そっちが不用に目立ってしまい、どうも安っぽい。で、植物を使うことをやめ、妖しげな木を画面に描き込むことにした。
 描き始めて気付いたのは、枝の重なりを結構意識して描いている自分がいたこと。平面的な構成の中でも、ちゃんと立体的な枝葉の重なりをイメージできていることには、我ながら感心した。
 これは、単に自画自賛したいわけではない。草月流として、花をいけた後にスケッチをすることが推奨されているし、カリキュラムによっては、アイディアや構想をスケッチしてから実際に花をいける。
 草月は、いけることと描くことを分けていないのだった。

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