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いけばな随想
diary

ようこそ門外漢 240109

2024/1/9

 いろいろな集まりで、「あなたは部外者だから、口を出さないで!」とたしなめられる。仲間が寄り集まった会などでも、「まだ若いくせに余計ななこと言うな」と、古株が大きい顔をする。また、大企業の経営者が、中小企業の社長を見下すような態度を取る。キャリアの長さや、バックボーンの大きさで、「正しさ」が担保されるような風潮が日本的社会にはある。
 医師免許や弁護士免許を持つ人の意見や見立ては尊重したいが、様々な分野でアマチュアがプロフェッショナルにへつらうのも日本的ではないだろうか。ゴルフやいけばなにおいて、すべてのプロがすべてのアマより上手かどうかはわからない。花いけバトルに出場していた高校生たちは、私の何倍も面白い花をいけていたし。
 このところ、「シロウトが政治に口出すな」という鉄壁の防衛線が崩れ始めた。幸せに生きることについては、プロもアマもない。幸せに生きる目的のためには、自分が関係するあらゆる相手に対して思うことを言わないと、都合よく黙殺される。
 逆に自分は、門外漢のまっとうな意見を、栄養として取り込みたいものだ。

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