ストリートいけばな 250401
2025/4/3
昨日は松山市中央郵便局に花をいけた。開店と同時に店内にある展示ケースを開いて作業開始。いけばなを始めて間もない頃からしばらく繰り返してきた取組を、約4年ぶりに再開したものである。
あの当時は目先の作業を手早くこなすことに必死で、それでいながら通りすがりの他人の目も気になり、いけばなに没頭する余裕がなかった。今回感じたのは、他人の目が気にならず気分がとても軽かったことだ。
さて、最近はストリートピアノを弾いている姿をよく見かける。上手い下手ではなく、自分の世界に陶酔しているかのように見える。あれが今の自分の姿かなと思った。散歩がてらピアノを弾くような気軽さ、家でピアノを練習している音が隣家の人の耳に入るような無頓着さ、そういう態勢になれる人がストリートピアノを弾けるわけで、そういう人として私も花をいけることができた。
実は私がカラオケが苦手なのも、他人の耳を気にするからだ。人の耳が気になって早く歌を切り上げたくてそわそわしていた。カラオケも今のいけばなの時のように、他人の存在を気にせずふてぶてしく居座りたいものだ。