一期一会のいけばな 250311
2025/3/13
いけばな界の活性化を目指した企画書を作っていて、なかなかまとまらないので思い出したのが生成AIである。先日、それを活用して企画書を書いたという知り合いに、改めて使い方を聞いた。彼曰く「相当優れモノですよ」。実は数か月前にもそのアプリをスマホに入れようと思ったのだが、気乗りがしなくてほったらかしで忘れていたのだった。
別の人からも聞いた。2万数千円でスマホに貼り付けて使うAI機器を買ったところ、ミーティング内容を要約して文字起こしまでやってくれて「超便利!」だそうである。
デジタルであるという制約はあるにしても、たとえば音楽(作曲)や絵画(ドローイング)は、タブレットで制作できてしまう。3Dプリンタで住居がつくれるくらいだから、造形的ないけばなもつくれるかもしれない。しかし問題は施工ではなく構想である。
建物の設計図やパースを描くように、いけばなのアイディア・スケッチができるものなのだろうか。いけばなは、花材の枝の硬さや太さ枝の張り具合や節の状態が異なるから、1本1本を目と手で確かめながら一期一会でいけるのだが。