個と集団 240911
2024/9/11
1人だと真面目で優しい奴なのに、徒党を組むと人が変わったように荒っぽくなるんだよなあ。そんなふうに、「赤信号みんなで渡れば恐くない」的に変身する奴は多い。残念だと思う。しかし、いけないことをたった1人でやりこなしている奴に出会ったら、いけないことだけれど褒めてやりたい。ちょっとカッコいい。
1人だと迷いに迷って決断できないのに、仲間と飲み会で笑っているうちに迷っていることが馬鹿らしくなって、スッと迷いが消えたりする。ありがたいことだ。しかし、面白いことを1人占めしている奴を見ると、なんて1人よがりなんだと責めてやりたい。いかんやろ! と。
こんど10月に開催するいけばな展は、52人みんながそれぞれ1人で作品をつくる。たいていの展覧会では複数人で関わる合作とか連作があるのを排除して、今回はとことん個人制作にこだわる。
だから、個々の性格や気質が如実に表れるだろう。楽しそうだ。だけど、普段のお稽古や研究会などを通じて、「草月会愛媛県支部」の性格や気質もにじみ出るかもしれない。見破られるのは、こそばい(くすぐったい)。