国民意識 250502
2025/5/3
松山商業高校華道部は琴部、茶道部と併せて、今春から日本文化部として始動した。枠組みは変わっても、活動のやり方は変わっていなくてホッとした。運動部に所属する中高生が減っているという報道があり、特に団体競技は少数精鋭というスローガンでは成り立たないことを痛感した。
さて、日本の(伝統)文化という言葉が、やたら安易に使われる傾向が強くなっていると感じる。中身の空洞化を心配するが、私自身が便利に使っているから他人のことをとやかく言えない。
寂しいと感じるのは、国旗掲揚に対する抵抗感である。何の疑問も持たずに国旗を掲揚して君が代を歌っていた少年時代が懐かしい。高校生まで疑問を持ったことがなく、大学生で疑問は持っていなかったが少し抵抗感が生まれた。国会議員の秘書を辞めた頃から遊び仲間の顔ぶれが大きく変わって、私の国民意識は薄らいでいった。
ウクライナやパレスチナ、チベット自治区や琉球王国、香港や台湾など、気になってきたナショナリズムはあったけれど、日本というものに対して眼差しを持ってきたかと問われるとノーに近いグレーである。