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いけばな随想
diary

地震と花器 240319

2024/3/22

 いつのことだったか、芸予地震で多くの食器や花器を割った経験がある。最近、地震が散発していて不安な状況なので、ちょっとだけ花器の収納に手を入れた。
 高価な花器をできるだけ低い位置に置く。できれば床に。これまで、重さの軽重で上下に置き分けていたものを、金額の軽重で置き換えを図ってみたわけだ。仕分けをしてみて、必ずしも高価だから好きな花器だというわけでもないことに気付いた。むしろ、重量的な分類の方が、自分にとって価値の高いものを選択できていたかもしれない。これではまるで、お中元やお歳暮は重くてかさばるものがいいという、昔人間の感覚じゃないか!
 しかしながら、自分自身に言い訳をしてみた。花器は軽過ぎると倒れやすいから、重い方が安定感があっていいのである! 全く正論である(拍手喝采)。あとは、花器を棚から取り出す際に、重い物を上から引き下ろすよりも、床から持ち上げる方がよっぽど安全である。
 この考え方を住み方に応用すると、どうなるか? 命を重視する人は、マンションならば下層階へ。戸建て住宅ならば平屋建てへ、ということか。

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