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いけばな随想
diary

夢の啓示 240915

2024/9/18

白日夢が、啓示であるかのような鮮明さで半覚醒の私に降りてきた。私が尊敬する華道家であり演劇界の寵児でもある架空の“彼”が、その夢の主人公だ。

私は“彼”の演劇ワークショップに参加して、配布されたプリントを斜め読みしていた。ワークショップの内容は記憶に残らないまま終わってしまい、参加していた女性の1人から彼の理論の重要点を教えてくれと頼まれた。周りに誰もいなくなっていたことで、仮に間違ったことを言っても咎められることはないと安心して、さっき読んでいたプリントの内容を要約して聞かせることにした。

“彼”が著作や芝居の台本で繰り返し書いていることは、自分の作品には「共通項がある」ということだ。それは、心の笑顔を表現しようとする態度が一貫していて、相手が重く暗い心を持っていた場合、それから解放してあげられなくとも、一瞬の笑顔がその人の心に灯されることを願っているというような内容であった。

私は夢の中で、彼女に対して淀みなくしゃべった。しゃべりながら、その言葉が自分の頭に刻まれていった。私のいけばなが、変わるときだろうか。

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