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いけばな随想
diary

実体と気配 220130

2022/1/30

いけばなを始めて21年が経過しました。始めた頃から何かしら予感はありました。それは書道に通じるような気がしたことです。枝や花をいけた瞬間、周りに空間が出現します。紙に墨を置いた瞬間、余白が拡がるように……。枝や文字などの実体を取り巻く世界は、とりとめのない気配に満ち満ちています。私は、気配をいけたかった……今更ながら音楽もそうだった。歌詞で語り過ぎて気配のない浅薄な音楽は嫌いなのです。

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