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いけばな随想
diary

枯れ枝 240305

2024/3/6

いけばな教室の実家の庭には、いけばなで使った2mの竹を100本、2m50cmのパンパスグラスを40本、大きい梅の枝を数本等々、放置している。剪定して捨てないままの庭木の枝もたくさんある。サルスベリ、シマトネリコ、アメリカハゼ、モクレン、ムクゲ、マンサクなどで、マンサク以外の枝はすべて葉を落として枝だけにして、放置している。マンサクは、枝の葉が枯れ残った状態でワサワサと積んである。

片付けが好きだと言いながら、どうにも枯れ枝を捨てられない。拾ってきた流木も放置しているので、一見ゴミ屋敷だ。家の中も、2階と風呂場はドライフラワー置き場と化している。

私の祖母は、晩年、新聞折込のチラシと三越の包装紙をどうしても捨てられなくて、家じゅうの押入れにそれらが積み上げられていたっけ。祖母は紙だったが、私は木だ。

12年以上前に放置してあった竹などは、今ではもう朽ちて真っ黒になってきて、土に還りつつある。家の中のドライフラワーも、使わずに何年も経った束は、うっかり手が当たったりすると、風化が進んでいるからフワッと崩れて粉になる。

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