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いけばな随想
diary

異質素材 240519

2024/5/19

今日は草月流の講習会で、本部とzoomで結んで、本部講師の中村草山先生によるデモンストレーションが6作品もあった! 90分で6作ということは、15分で1作だ。これをライブで行うために、相当緻密な準備が行われたことは疑いない。しかも、すべてが新しい1点モノである。

その1作品を生み出すために、構想を練り、花器と花材を選び、段取りをシミュレーションし、トークのネタを仕込まなければならず、部分的には他のスタッフに協力を要請し、前もって“下いけ(リハーサル)”をチームで行う。

どれだけ時間かけるの? とは聞かず、私は、6作のうち「生の植物と異質素材」作品について先生に質問した。そして、「異質素材を生の植物に馴染ませるためには、その素材に変形・加工を施すべし」ということと、「日頃からいろいろな物に目を光らせて、ダイソーに入り浸るくらいにならないといけない」という2つの回答を得られた。

いけばなをやるのに、事前のムダは一切ない。その日その時の瞬発力と共に、時間をかけて花材レパートリーを広げておくことは、どうしても必要だと思った。

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