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いけばな随想
diary

痩せていく時間 240225

2024/3/3

昨日という日は、あっという間に過ぎ去った。今日という日も、どんどん過ぎていく。

踏み止まろうと思っても、時間は雪崩のように崩れ落ちていく。いろいろとイベントがあった2日間でさえこうだから、イベントがない1日は、無意識のまま翌日になってしまう早さである。

かつて就業していた境遇で、私はいけばなと週1回・半日の付き合いだった。年間約50回で、たった25日分。そのペースでは、80歳まで手と頭が動いたとしても、25日×17年=425日。現在、機会が平均週2日に増えたので、1700日の見込みに増えた。それに今は、実家の庭仕事だとか、この日記のような随想を書く時間も含めると、花との付き合いは、のべ週3日の量になる……とかなんとか計算しても、残りの生涯でいけばなに取り組める日数は大したことない。

しかし、70歳くらいまでしか元気でいられないかもしれないので、いけばなに日々没頭して取り組めるチャンスはもっと少ないだろう。勉強でも仕事でも、趣味でも何でも、時間を掘り起こして耕すようにしなければ、“時間の畑”は痩せていくばかりだ。

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