表現力 250426
2025/4/27
友人のベリーダンス公演に出掛けた。ベリーダンスの公演を観るのは3回目で、真髄を味わうところまでは親しんでいない。けれども2回目のときにチャンスがあって、ステージ脇に270×180cmの絵を描かせてもらった。描くためには具体的な落とし込みが必要なので、1回目のときの動画や写真を見て、ポーズや衣装などを観察し直した。
その経験が功を奏して、今日の公演では先生をしているのがどの人で、習っているのはどの人かというのが概ねわかった。表現力に差が感じられたのである。
いちばん大きな差は目線だ。上手い人は客席の遠くの端っこと最前列と、その両方に目線が行ったり来たりする。習い始めの人の目線は泳いでいる。2つ目は表情の豊かさで、1曲の中でも変化が多くて大きいのが先生。3つ目は指の動きの大きさと指先の緊張感だ。習っている人の中にも上手で笑顔の魅力的な人は多いが、3つが全部備わっているのはやはり先生格だ。
表現力とは何かを改めて思い返す機会となったが、いけばなの花材もダンサーと同じような振り付けができると、声援や拍手をもらえるだろう。