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いけばな随想
diary

できるフリ 260128

2026/1/29

 若い世代と話してみて、大勢が勉学や自己投資に勤勉なことと、物事に対する損得勘定が早いことを感じる。なぜ、そんなに追い立てられるように、いろいろなことをちゃんとするの? と聞きたいくらいだ。もっともっといろいろなことを、やり散らかしてみたらいいのにと思う。老獪に計算ずくで手堅くやって計算通りうまくできたとしても、何の面白味もないだろうに。
 しかし、私自身は老獪にやらねばならない歳で、いまさら奇をてらうのも若気の至りという自覚もあり、トライして失敗するより教師としていけばなが上手なフリをしなければならない。そのためには型(花型法)をマスターするのが手っ取り早く、それをマスターさえすれば、頭で考えなくても手が勝手に働く。
 自由花創作の場合は事情が違って、体と同時に頭を動かす必要がある。できる・できないが、容赦なく表れるからだ。
 来年、草月創流100周年迎えるにあたって、できなかったことをできるようにしておきたいものだ。できるフリだけでは、全く突破できない。後ろ指を指されても仕方がない年齢と立場になってしまっているのだから。

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