ビギナーズ・ラック 251226
2025/12/26
ダーツでは、初心者でも偶然に高得点枠に的中することがある。そんなビギナーズ・ラックは、例えば100m走ではあり得ない。基礎的な体力や最低限の技術が必要だからだ。
いけばなにもビギナーズ・ラックはあるだろうか? あり得る。意図通りにはならなくても、余計な先入観がないことで花と純粋に向き合い、小手先の技術もないこと故に大胆で新鮮ないけばなが生まれる可能性は大きい。知識や技術がなくても、日常生活を普通に行ってさえいれば、その経験に準じた範囲でも取り組めるのが利点である。
ところで、100m走の選手などは、選手としてのピークは早く訪れ現役期間は長くない。ビギナーズ・ラックの起こり得るジャンルに生きる人間は、それを日常の延長でスタートすることができるし、アスリートと呼ばれないかわりに引退を考える必要もなく、現役態勢を長く引っ張れる。
ただ、ダーツの上級者によれば、「こう見えて、やはり上級を維持するときの身体的鍛錬は欠かせない」と言う。いけばなも、知識や記憶力がなくてもセンスだけで何とかなるが、「体力だけはあった方がいい」と痛感している。