汀州Japanlogo 汀州Japanlogo

いけばな随想
diary

名前のこと 251214

2025/12/14

 正岡子規の俳句革新運動が継承されてきた文芸誌『ホトトギス』は、夏の訪れを力強く告げる鳥の名称でもある。一方、植物のホトトギスは、開花時期が7~11月頃で、季語としては秋のものだ。植物のホトトギスの花びらの斑点が、鳥のホトトギスの胸の斑紋に似ていたのが、その名の由来らしい。
 さて、我が家のホトトギスである。この真夏の日射に負けて、葉が茶色く日焼けしていた。10月以降、緑色の新しい葉が増えてくれて助かった。そして、寒風が吹いた今日もまだ何本か咲いている。こうしてみると、ホトトギスは暑さに弱く寒さには比較的強いということになる。夏が長かったから調子が狂って、やっと秋になったと感じているのかもしれない。
 今日のいけばな教室で、「野菜・くだものをいける」のカリキュラムをやった人の作品は、好感度が高かった。うまくいった理由は、ネギとかサトイモという名前に惑わされなかったからだと思う。ネギと言うと、青ネギが湯豆腐の上にいたり、白ネギが鍋の中にいる様子を思い浮かべて、私などは嗅覚と味覚が始動してしまい、まず冷静さを失うのだった。

講師紹介