平和 241224
2024/12/24
日本と日本人は平和を享受している。詳しく書くには字数が足りないが、スリランカに旅行して北部へ行こうとしたら、反政府組織「インド・タミールの虎」が爆弾を仕掛けている恐れがあるとして行けなかったし、香港では「雨傘運動」の大規模デモ行進にちょうど行き当たったし、バリでは、私たちをガイドしてくれた人が2年後に爆弾テロの犠牲で亡くなった。ニューヨークやアルセイユでは、そっちの一角は危ないから立ち入るなとガイドに制止されることも多かった。
最近の日本は十分に危なっかしくなってきたとはいえ、20世紀までの日本は、世界的に見て安全な国だったことは広く認められている。
そんな日本で発生し育まれてきた華道、茶道、書道や様々な武道は、対人的に優位に立つことよりも、自分自身の人生を究める側面が強かったと思う。ウクライナやミャンマー、アフガン、パレスチナなどの国や地域では、戦争や紛争に晒されているから、他人との争いをほったらかして自分を究める余裕などないだろう。
いけばなをしていられる環境や境遇に感謝しなくてはなるまいと思うこの頃である。