木々との対話 250814
2025/8/14
昨日の「風穴」の写真を見直した。もっと写っているはずの霧が、思った明瞭さに写っていない。「風穴」から湧き出した霧は森をゆっくり滑り降りるから、その場所に立ち込めるという感じではないのだ。ビデオでは霧の流れが映っており、記憶の感覚に近い映像に安心した。
その霧の森には「ミツバツツジ」があちこちに自生していて、ここしばらく花店でも見かけることが多かったので、あなた方はこの辺りにお住まいだったのですね、と私は親しく声を掛けた。日当たりを好むという先入観があったので、もっと開けた山に育っている景色を勝手に想像していたが、人間もいろいろな場所で暮らせるように、植物も多様な生き方をしているのだった。
「花と語りつつ、いけよ」という勅使河原蒼風(初代家元)の言葉は、植物とおしゃべりをせよと言っているのではなく、広義の意味で対話せよと言っている。人間同士の自己紹介が名前、居住地、所属や趣味などを聞くことから始まるとすれば、花木との理解促進のためにも、彼らに適切なことを聞いてあげたり、私自身の性向なども聞かせてあげようかと思う。