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いけばな随想
diary

耳目を開くこと 251229

2025/12/29

 目や耳が悪くなると、無理するのはしんどいから、新しいものに触れようとする欲求が減退する。すると反動なのか、目も耳も閉じた就寝中に思いがけない夢を見て興奮しがちになる。しかし、記憶力も衰えているので覚えておきたいシーンも忘れてしまう。せめて覚えている所だけでも夢日記に書き残そうと思うけれど、体力も弱っているので起き上がる気力が萎えて再び眠りに落ちていく。
 さて、感覚器官が外に向けて開かれている状態は、生命が活性化している証拠だろう。生命活動が小さくなると、内臓は何とか自律的に働いていても、アタマの働きは鈍っていると思う。
 健康というのは、精神的なものと身体的なものというふうに、心身の2面から論じられることが多いが、五感の働き具合こそが健康のバロメーターだ。
 よく笑っていられるためには笑う感受性が刺激されていないとダメなわけで、高齢者の習い事というのは、喜怒哀楽の感受性を活性化させるために理に適っていると思う。人間同士だとストレスが生まれて衝突も起こるだろう。花が相手だと、悪態をつく必要もなく、穏やかな関係を築ける。

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